世界遺産と伝統芸能で沖縄を知る

琉球王国時代から現在の沖縄県に至るまで。「沖縄」には数々の歴史があり、伝統があります。
うるま市と言えば「神の住む島 浜比嘉島」であったり、世界遺産「勝連城跡」であったり、沖縄の歴史に触れられる貴重な文化遺産が遺されています。
今回はそんなうるま市を代表する世界遺産「勝連城跡」や、伝統芸能「エイサー」などの解説をしつつ、観光スポットをご紹介します♪

世界遺産に登録されている城跡・勝連城跡

勝連城跡は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として首里城跡や今帰仁城跡と共に世界遺産に登録されており、その中で最も築城年数が古いとされている城です。
日本でも有名な世界遺産、姫路城のように立派な天守閣やお城の建物が残っているわけではありませんが、琉球王国の当時の生活を色濃く記憶した城壁は、今でも大切に管理、保管されています。
勝連城跡
那覇空港から高速で約1時間、勝連半島の付け根の丘陵にあり、城跡入口から急勾配が続く天然の要塞になっているのが特徴。城跡は見学エリアが設けられているので、歴史を感じる石垣の中を通り抜けて海の見える「一の曲輪」と呼ばれる場所まで出ることが出来ます。
整備されていない道を歩いていく必要があるので、観光をする時にはきちんとしたスニーカーや運動靴を履いていくことをお勧めします。また、足元には気を付けて散策を行ってくださいね。
勝連城跡
一の曲輪の標高は98mと高く周りに高い建物が存在しない為、街並みや海を一望することが出来ます。時間帯によっては幻想的な沖縄の絶景が見られるかもしれませんね!

うるま市の誇る伝統芸能「エイサー」

エイサー
本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に踊りながら地域を練る歩く「道ジュネー」が行われます。現在では時期を問わず、通年でエイサーを披露している所も少なくありません。
うるま市は「伝統エイサーの郷」と呼ばれており、格式のあるエイサーが数多く語り継がれています。特徴として「パーランクー」と呼ばれる小さな片面の手持ち太鼓を使います。小気味いい太鼓の音と共にエイサーを踊る姿は、まさに荘厳の一言。
平敷屋エイサー、屋慶名エイサーなど地域ごとに呼び方があり、衣装も様々。平屋敷エイサーは数あるエイサーの中でも200年以上の歴史を持ち、エイサーの原型とも言われています。
毎年旧盆がすぎた頃に「うるま市エイサーまつり」が開催されていて、県内外からたくさんのファンやエイサーが集結する一大イベントとなります。
美しい海や景色だけでなく、現代まで脈々と受け継がれてきたうるま市の伝統芸能に触れるのも旅行の醍醐味ではないでしょうか。